【1分旅行記】エジプトのメータータクシーに遠回りされて激怒した話

私は激怒した。

必ず、かの邪知暴虐のタクシードライバーを除かねばならぬと決意した。

私にはエジプトの土地勘が分からぬ。

私は、ただの旅行者である。街を歩き、人と遊んで過ごしてきた。

けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。

今日未明、私はゲストハウスを出発し、

「サイード・ゼーナブ・モスク」を目指した。

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とまぁそんな走れメロスのパロディは一旦置いといて、今日のお話

「エジプトのメータータクシーに遠回りされて激怒した話」

 

宿のスタッフに、観光客のいないオススメのスポットを聞いたところ

「サイード・ゼーナブ・モスク」の南に広がる街が雑踏としていて本当のカイロを感じられる場所だと返ってきた

マップで調べピンを立て、準備万端。

午前中は別の場所を観光した後、いよいよそこに向かおうとUBERを手配した、

お腹も空いてきたので到着したら飯を食おう。

スマートフォンを確認するとUBERドライバーは完全に道を間違えている、キャンセル

そして2台目

『道を間違えました。キャンセルしてください』

ちゃんとしろよ!UBERドライバー!!そんなんで飯食っていけんのか

 

エジプトではメータータクシーや流しのタクシーとのトラブルをよく聞く

嫌々ではあったがお腹も空いてきたので道端にいるメータータクシーにお願いした。

「サイード・ゼーナブ・モスクまで行ってください」

そしてピンの立ったMAPをしっかり見せた。

 

目的地に近ずいてきて、そろそろ右に曲がるだろうな〜って所を曲がらない!

キマシタ!メータータクシー遠回り作戦!

 

私「右じゃないのか?」

タク「右じゃない」

私「この先で曲がったほうが近いのか?」

タク「そうだ」

 

だが一向に曲がる気配はないどころか、目的地からどんどん離れて行く。

タクシーはそのまま走り続け、あろうことか別サイドへの橋を渡り始めた。

確実に舐められている。イライラはマックスに達し、私は激怒した。

 

私「なんで橋を渡っている!!!!いい加減にしろ!!!!!」

タク「私はここに住んでいる。この道はあってる問題ない!」

私「問題ないちゃうねん!!!!!以下日本語 まじでいい加減にしろ調子乗んな!!!ぶっ○すぞ!!!」

タク「落ち着け!!!もし遠回りしているならお前からお金は取らない!安心しろ」

こんなやり取りを繰り返し

私「もういい!!ここで降ろしてくれ!!!お金は取らないって言ったよな!」

タク「分かった。。。」

私はタクシーを降りた

 

いつもこうやって外国人を騙しているのだと思う。舐められるのだけは勘弁だ。

舐めんじゃねえぞこの「ゴミ遠回りクソ詐欺人間のクズドライバー!」

 

イライラを抑え

別のタクシーに、今度は反省を生かしメーターではなく予め金額交渉をした

しかしまた目的地と反対方向に進み出す、

また遠回りか?いや金額は決まっている。遠回りするメリットなんてない、どこかで折り返すのだろう。と色々考えていた矢先。

「着いたよ。目の前のモスクがサイード・ゼーナブ・モスクだ」

 

私はこの状況を理解するのに少し時間が掛かった

ん?サイード・ゼーナブ・モスク?あれが?

ていうか、あれも!?

ここで事実分かったことは、どうやら全く同じ名前のモスクが二つあるらしい。ということだ。

 

とすると最初のドライバーもここに向かっていたのだろう。

「ゴミ遠回りクソ詐欺人間のクズドライバー」は遠回りなんかしていなかったのだ。

いや俺は確かにあの時マップを見せた、マップをちゃんと確認しなかったドライバーが悪い。

俺に非はないだろう。必死に自分を正当化した

ごめんなさい!ゴミ遠回りクソ詐欺人間のクズドライバーさん!ごめんなさい!!

 

私の心からの懺悔と反省の声は、サイード・ゼーナブ・モスクの街に広がる騒音と喧騒の中に消えて行ったのだった。

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